システム間をビジネスのプロセスに則して連携させる方法論として注目を集めるSOA。
前回は、このビジネスプロセス連携に有効活用できるBPEL(Business Process Execution Language for Web Services)について解説した。
ただ、BPELでプロセスとシステムを結びつけるだけでは、SOAは成功には到達できない。
日常的にシステムを監視し、ビジネスプロセスが円滑かつ、効率的に動いているかをチェックし、最適化する必要があるからだ。
そのためには、可視化と呼ばれる技術が重要となる。
今回はSOAにおける可視化の位置付けについて見ていくことにしよう。
本連載ではSOAの基本的な考え方から、導入プロセスにおける注意点や実際の採用事例など、SOA適用による次世代のエンタープライズシステムを見てきた。
最終回となる第6回は、本連載の締めくくりとしてSOAによって実現される次世代のシステムの姿を見ていくことにする。
その一例として、Webサービスをはじめとする各種のサービス・システムが組み合わさったスイート製品として提供されるOracle SOA Suiteの効用と、これから企業システムに求められる要素について考えてみることにする。
企業の内部統制強化が叫ばれる今日、経営資源の徹底した管理体制が求められている。
なかでも、コンプライアンス経営の要となる“ヒト”の管理――いわゆる、アイデンティティ・マネジメント(IDM)を導入する企業が増えている。
実は、SOAとIDMはシステムを安全かつ効率的に連携するのに深いつながりを持っている。
そこで今回は、IDMに重点を置き、オラクル・コーポレーション プロダクトデベロップメント バイスプレジデント ロジャー・サリバン氏の講演より、最新動向を紹介すると共に、実際のIDMの適用事例を紹介していこう。
前回は、企業のエンドポイントとなるクライアントPCのセキュリティにおける管理、運用という点に主眼をおき、それに対する有効策としてNRIセキュアの「PC Check」の機能を紹介した。
では、企業の情報資産が集約されるサーバ自体のセキュリティ確保についてはどのような対策を施すべきであろうか。
そこで今回は、企業内におけるサーバ、ネットワーク内のセキュリティ管理、さらには情報資産の保全対策としてNRIセキュアの「Access Check」にフォーカスを当て、サーバセキュリティにおける統合管理に対して、同製品の機能がどのような有効性をもたらすかについて解説してみようと思う。
デルはインテルとの協業に基づき、OSS(オープンソースソフトウェア)を対象とした検証センターを設置、運営していくことを7月5日発表した(http://japan.zdnet.com/oss/story/0,3800075264,20352274,00.htm)。
検証センターの施設自体はインテルの東京本社内に置かれる。
両社の協業における主な役割分担としては、デルでは自社製ハードウェアの提供、インテルにおいては検証に纏わる設備全般の提供となっているが、両社のエンジニアが参加し、共に検証に携わっていくことになる。
前回ではOSS検証センターの設立経緯と今後の展開について取り上げてみた。
今回はOSS検証センター設立に伴う両社のスタンスとして掲げられている「次世代コンピューティングモデルの確立」という点について、引き続き両社の担当者によるコメントを交えながら概要を説明していこうと思う。
これまで、企業がセキュリティに関して感じている不安、それを解消するために必要な方策について検証してきた。
当然ながら、セキュリティの問題は一朝一夕に解決するわけではない。
ベンダーが提供する製品を導入したからといってセキュリティが完璧になるわけではないのだ。
2008年に施行予定の日本版SOX法も間近に迫り、今以上のセキュリティ対策強化を各企業では求められている。
そのためには、単にセキュリティ製品を採用するだけではなく、日々の業務に対していかに有効的に活用できるかが重要となる。